ポートランド商工会は、1966年オレゴン州在中の商社が集まり、非営利団体 ”水曜会” として発足しました。1971年には ”商社会” と改名し、その後1988年に ”商工会” となり現在に至ります。
商工会は、商都ポートランドとワシントン州南西部の工業地帯を中心にしたポートランド経済圏に属する日系企業により構成されています。
<商工会会員>
普通会員、名誉会員、賛助会員から構成されています。
普通会員は日本企業に直接管理されている支社、代表部、連絡事務所や子会社が、名誉会員は日本政府代表部や関連機関が、賛助会員は商工会の目的に賛同し、かつ、理事会の承認を受けた個人や機関が対象となります。
<商工会理事会>
普通会員の互選により選ばれた20社により運営され、会長と複数の副会長が理事の中から選ばれます。 理事会社の任期は一年です。
商工会には三つの重要な目的があります。
(1) 日本人補習校を運営維持すること、
(2) 日本文化や日本語の普及を図りながら地域社会との文化交流の円滑化を図ること、
(3) 会員相互の親睦を図ること、です。
(1). 教育
日系企業へ日本から派遣された社員の子弟の教育のため日本人補習校を1971年に設立しました。日本の教育方法と履修課程に従った教育を提供することで、帰国後の日本での授業への順応を容易にすることを目的としています。補習校は、Hazelbrook Middle School 11300 SW Hazelbrook、Tualatin、Oregon 97062 にあり、授業は毎週土曜日に行われています。
(2). 総務
商工会の会員数も年々増加しており、地域の人々、企業、政府機関等との間に友好関係を築くこともますます重要となってきています。商工会では、日本文化を普及させるためのプログラムを通して地域社会との交流も活発に行っており、会員は地域社会の発展のための種々の活動に、公式、非公式を問わず、積極的に参加しています。オレゴン州ビーバートンにある商工会事務局は、地域社会への商工会情報の発信基地として機能しています。
(3). 厚生
商工会は新しくポートランド経済圏へ来た会員に生活情報を提供したり、休日の集いやゴルフ大会を企画することにより会員相互の親睦を計る努力をしています。